JA:変更セット

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200万番目の変更セット のメタデータのスクリーンショット(story)。この変更セットには1つの要素しか含まれていませんでした。

変更セット (Changeset) は、短い時間で1人のユーザーが行った一連の変更から成ります(編集も参照してください)。1つの変更セットには例えば、OSM への1つの要素、既存の要素への新しいタグの追加、要素のタグ値の変更、タグの削除や要素の削除も含むことがあります。

編集は変更セットが開いている間だけ、変更セットに追加することができます。変更セットは明示的に閉じられるか(エディタの説明書を参照してください)、または一定時間内(現在は1時間)の間に何の編集も行われなかった場合に自動的に閉じられます。1つの変更セットに含まれる編集の数には上限があり(現在は10,000要素)、また編集を行う時間にも上限があります(現在は24時間以内)。

www.osm.org の 履歴 機能で、現在見えている範囲の変更セットを表示できます。これらはすべての変更を囲んだ「範囲」(囲み枠)を持っています。「ボット」が行う編集は、小さい変更を世界中に行うため、これが非常に大きくなる可能性があります。そのため、そのような変更セットは、関係ないように見えるエリアにも表示されることがあります。より良いツールを利用することもできます。

変更セットには、以下の URL スキーマを使って直接アクセスできます。 https://www.openstreetmap.org/changeset/<変更セット番号> 別な方法として、地物の詳細やそれが変更された最新の変更セットに表示されるクエリ機能や選択機能も利用できます。

変更セットの議論

変更セットの議論とは、ウェブサイトの変更セットの詳細の中に表示されるコメントと返信(つまり議論)です。これは新しいユーザーにマッピングへの協力のコツを伝えたり、問題があると見られる変更セットについて、それを追加したユーザーや、 OpenStreetMap コミュニティの他のユーザーと公開で議論を行ったりするのによいところです。詳細については、ブログで検討の過程を読んでください。

この議論について一部の統計が、ここに表示されます。

変更セットのタグ

変更セットには 名前=値 の組み合わせ(タグ)が付けられます。ほとんどの変更セットには以下の2つのタグを含みます。

  • comment=* - マッパーがなぜその一連の変更したか、または何を変更したか説明します。一部のソフトウェア(例 www.osm.org)では、このタグはタグとして表示されませんが、変更セットの概要/見出しの代わりになります(こちらのスクリーンショットを参照してください)。
    これは必須ではありませんが、このタグを活用して意味のある、人間が書いた(自動生成されたメッセージではない)説明をすることが推奨されます。変更セットの一覧にはこの説明がほぼ必ず表示されますし、他のマッパーがこれを読んで事情を理解する助けになります。変更セットの良いコメントも参照してください。
  • created_by=* - 変更するのに使われたエディタ、またはスクリプトを示します。

他にも以下のようなタグがよく使われます。

  • imagery_used=* – どの画像がエディタに表示されているかを示します
  • source=* – この変更セットに対して行われた編集に使用した情報源を指定します
  • bot=yes自動編集の場合、プログラム(スクリプトまたはボット)によって行われたことを示します
  • locale=* - エディタで選択された言語を示します。JOSM では created_by=JOSM/1.5 (13367 en) のキーの値の最後の英字が言語を示します。
  • review_requested=yes - ユーザが変更セットについて誰かにレビューを依頼したいことを示します。 iDJOSM ではこのタグをつけるオプションがあります。 OSMCha やその他のツールにはこのタグがついた変更セットを見つける機能があります。

iDエディタの v2.4.0 以降では以下のタグがつきます。

  • hashtags=* – ハッシュタグ。セミコロンで区切ります。例: “#MissingMaps;#Tanzania”
  • host=* - ウェブエディタのURL
  • changesets_count=* – そのユーザが編集した回数。「0」はその人の初めての編集を示します。

変更セットを一度閉じた後は、(API 経由、エディタのいずれでも)タグを変更することはできないことに注意してください。また、変更セットに付加されるタグの変更履歴も保存されません。

変更セットのカスタムタグも利用できます。これが設計された時、これはエンドユーザーが複雑になるよりも、エディタの開発者が柔軟に利用できることを意図していましたが、 JOSM や Potlatch 2 エディタでは、エンドユーザーが変更セットのカスタムタグを指定できます(そして、データ要素へのタグ付けと同様に、必要に応じて新しいタグを作ることもできます)。 iD エディタ(osm.org の規定のエディタ)を使う場合は、ユーザーにこのオプションは表示されません。単に comment のみを尋ねてきて、自動的に created_by および imagery_used タグを設定します。

技術面

変更セットを作成する技術的な手順

変更セットは 2009年4月に API v0.6 で導入されました。その日以前の編集に対する変更セットは、その時点で「合成」されました。技術的な詳細については API 0.6 説明書を参照してください。また Get Capabilities の文書も参照してください。

変更セットのダンプ

planet.osm.org にすべての変更セットが入った巨大な bzip 形式の XML ファイルがあります。これは postgresql データベースにChangesetMD または osmchanges-postgres を使ってインポートできます。

提案

編集を記述するために利用できる、もっと一般的な変更セットタグが Proposed features/changeset_tags で提案されています(以前のバージョンも含む)