JA:多国語の名称

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One example for 地物 : 多国語の名称
説明
言語接尾辞と一緒に使われるキーやタグです
タグ

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多国語の名称を扱う際に、地物に言語ごとに異なる名称がある、様々な状況があります。こういったことは、世界の主要な都市の名称では良くあることです。地域によっては、地名や通りに全地域の言語の名称があります。また、特定の言語で地図をレンダリングしたい場合もあります(JA:地図の多国語化)。

JA:名称#Localization は、言語コードが付いた name キーの使い方を説明した、基本のドキュメントです。name:code=*codeISO 639-1 alpha2 コード(第2列)を小文字で、または ISO 639-1 コードがない場合は ISO 639-2 コードを小文字で設定する方法が一般に受け入れられているようです。これに加えて、事例によりタグにスクリプト名を併記するようISO 15924 name:code-Script=*で示しています。

言語明示タグによる複数回の名前付け

name=* には、現地語で共通のデフォルト名称を記載します。言語により名称が異なる場合、name:<lang_code> に言語を明示してタグ付けを行います。例えば、name:ru=Москва ではロシア語 (言語コード ru) の名称を示しますが、name:en=Moscow では英語 (言語コード en) の名称を示します。

名称に複数の言語をタグ付けする場合、現地語名称は言語明示サブキーと重複させてください。例えば、モスクワは name=Москва のように name:ru=Москва と同じ値をタグ付けします。データ利用者に現地語を推測する必要がないようにするためには、このタグ付けが重要です。位置情報から言語を推測するのが常に成功するとは限りません。ロシアには name=* がロシア語でない場所があり、アメリカには name=* が英語でない場所があるのです。

一方で、存在しないものには名称をタグ付けしないでください。ポーランドのどこか目立たない村には、ひとつしか名前がないでしょう (name=* で記録されます)。その他すべての言語でも、この村はポーランド語の名称で呼ばれます。他の名称を持たないからです。他の言語すべてでポーランド語の名称を使用するからといって、ポーランド語の名称を、その他すべての言語に対して name:<lang_code> タグをつけるべきではありません!

理由

name=Krakówname:pl=Kraków の両方でタグ付けをするのは、フォールバックした言語で現地語の名称を表示する場合に、特に便利です。 誰かが以下のようにしたいと考えたとします。

  • ポーランド語で名称を表示
  • ポーランド語の名称が与えられていない場合、英語の名称を表示 ("Beijing" が "北京市" よりも優先のように)
  • そうでなければ name:en=* を表示

そのような場合、以下のように解決できます。

  • name:pl=* を表示
  • なければ name:en=* を表示
  • 両方与えられていなければ name=* を表示

しかし、name=* がポーランド語で、name:pl=* がなく、name:en=* がタグ付けされていた場合、以下のようなことが起きることに注意してください。

  • name:pl=* を表示 - 与えられていないためスキップ
  • なければ name:en=* を表示 - 実行!
  • 両方与えられていなければ name=* を表示 - 到達しない

他にも name=* の言語を推測するという選択肢もありますが、トリッキーで、多くの言語や地域に対して複雑で、不可能で、壊れやすく、エラーが起きやすいです。

もしくは name=*name:<lang_code> の両方を明示的にタグ付けすることになります。

Valhalla が提供する Mapbox Directions API は、この発見手法に依存するデータ利用者の一例です。 複数の公用語がある地域では、道路名称や方角などの案内指示に複数の言語が含まれますが、これは冗長で通常好ましくありません。しかし、name=* が言語修飾された名称タグとともにあれば、求められた言語によって、最も関連性の高い言語だけが案内指示に現れるようになります。

課題

  • 言語指定のない name=* タグに何を書くべきか(異論がない場合は地域での名称)、 name タグがどの言語で書かれているのかをどのように指定するのか。
  • 翻字をどのように記述するのか。標準化された翻字コードのリストがあります。ただし特例を除き、翻訳は回避すべきとされています。
  • 代替手段としてローカルのタグには国際標準の BCP 47(ならびにその関連の IANA レジストリ)を参照する必要があり、すると拡張子に選択的に「地域化サブタグ」locale subtags を半角ハイフン記号(「-」)で区切って、基本の言語コードに追加できます。地域語にあてる3文字の "extlang" コード(ISO 639-3より廃止)、標準の4文字ISO 15924 スクリプトコード、2-letter ISO 3166-1 標準の1文字の地域コード、あるいは国際地域に対する3ケタのUN M.49 地域コードを使います。通常は地域コードの採用をなるべく避け(多くの場合はスクリプトコードの使用が望ましい)、あるいはスクリプトコード単体では特定ができず複数の翻字システムが競合する場合には、翻字システムを明記するほうがよいです。各種の翻字システムに対応する標準化コードはユニコード CLDR データに示され、そこにはBCP 47 対応の独自の地域化サブタグの拡張子が記述してあります。BCP 47 標準はまた(安定性に問題のあるISO 639 を代替し)W3C ウェブ標準すべて(HTML、CSS、SVG、XML……)および多言語化ライブラリの多く、さらにプログラム言語(標準ライブラリもしくは ICU を添えたC、C++、Java、Javascript その他)で、規範的に参照および使用されます。
  • ウィキペディア(もしくはウィキデータが収集するウィキペディアの記事の言語コード)で採用するウィキ間リンク用の言語コードも、BCP 47 標準ロケール・タグに該当しないものは使いません。それぞれウィキペディアの言語版の相違を示す目的のみに採用され、現実にはそれぞれさまざまなサブドメイン名に関連づけてあったり(BCP 47 地域化タグの使用に限定せずあらゆる「用語」が適用可なため)、あるいはウィキペディアの固有の拡張子限定で採用されているからです。その種の非準拠コードの大部分は次第に廃止される方向で、ウィキメディアのプロジェクト群で置き換えが進んでいます。具体的には「簡易英語」(「en」に集約)、「sr-ec」(「sr-cyrl」を使用)が該当しますが、その他にも対応づけに誤りがあり、ほんとうは別の言語を示すはずのコードも存在します(たとえばウィキペディアは「nrm」をノルマン語に誤用。)これらの汚染された間違いを OSM データに直接インポートすることは禁じられています。対策として、それらのコードは BCP 47 準拠の言語コードに置換(もしくは BCP 47 が規定する "private use" 拡張子のサブタグを添え、たとえば標準英語とどうしても差別化が必要な場合には "en-simple" ではなく "en-x-simple" と記述)します。
    注記:BCP 47 地域化サブタグは大文字小文字を識別しませんし(いちおう大・小文字の区別は推奨されていますが)、OSM データではタグにキー "name:code" キーを添えなければなりません。code とは BCP 47 標準に準拠した完全な地域化タグを好きな形で記述し(ただし IANA レジストリに定義された別名は除外し廃止済みもしくは置換済みのタグやサブタグも同様)、あくまでも表記は小文字とします(スクリプトや地域に用いる地域化サブタグも対象)。
    コードの大文字表記は、接頭辞もしくは接尾辞で地域固有のタグの命名に限定します(使用言語とは独立して使用されるもの)。この場合、できるだけ ISO 3166 コードを適用します。

このページでは、いくつかの国ごとの情報を、主に main タグで使われている言語に関して紹介します。事例については、 Exonyms を参照してください。(訳注:ウィキペディアの「外名」も参照。)

オーストラリア (Australia)

一般にはname:aus=*タグを使ってください。ausオーストラリアの先住民族の言語全般に割り当てた ISO639-2 コードです。もし詳細にどの民族語か示す場合には適切な接尾辞を選びます(たとえば name:xwj=* はワジュク (Whadjuk) というパース近郊に暮らす人たちが使うニュンガル語の方言 (Noongar)、あるいはニュンガル語一般であれば name:nys=* をあてます)。一般に通用する地名がそもそも先住民族語であったとしても、これらのタグを記しておくと、先住民族語版のOSM地図を制作するチャンスが活かせます。

バングラデシュ (Bangladesh)

OpenStreetMap のほとんどの国では、name=* タグに公用語を使用し、英語名には name:en=* タグで追加する可能性がありますが、バングラデシュの現在の標準として以下のように反転します。 バングラ語 (বাংলা) の名前に name:bd=* タグを使用し、英語名を持つ場合に、name=* タグで英語名を追加します。

この方法は現在議論中で、将来変更される可能性があります。 自分の判断による再タグ付けは行わないようにしてください。

名前を追加する際には、以下のように実際の道路標識、地名板、店舗の看板などを参照するのがベストです。

  • バングラ語の名前しかない場合、name=* にバングラ語の名前をセットし、name:bd=* に同じ名前を追加して構いません。
  • 英語の名前しかない場合、name=* に英語の名前をセットし、name:en=* に同じ名前を追加して構いません。
  • 両方の言語がある場合、name=* に英語の名前をセットし、追加で name:en=* に英語の名前、name:bd=* にベンガル語の名前を追加して構いません。

すでに name=* タグにベンガル語か英語でセットされている場合、(間違っている場合を除き) 変更しないでください。また、適切な name:en=*name:bd=* を追加してください。これは将来のタグ付け方法を議論している間に編集合戦を避けるためです。

バーレーン (Bahrain)

バーレーンの (街路標識を含む) 標識は、アラビア語と英語で記載されています。タグは以下のようにしてください。
name=شارع القاهرة (アラビア語)
name:en=Cairo Street (英語)

name=طارق 25 (アラビア語)
name:en=Road 25 (英語)

ベラルーシ (Belarus)

ベラルーシには2つの公用語(ベラルーシ語とロシア語)があり、ベラルーシ語には2種類(伝統と公式)があります。ロシア語がより広く使われていますので、 name=* タグにはわかる限りロシア語を使うようにコミュニティで決められています。ロシア語の名前は、 name:ru=* タグにも設定します。公式ベラルーシ語は name:be=* に、伝統ベラルーシ語は任意で name:be-tarask=* に、 int_name=* には name:be=* を音訳したものを使用してください。

ベルギー (Belgium)

ベルギーには公用語が3つあります(オランダ語、フランス語、ドイツ語)。オランダ語はフランドル地方で話し、フランス語はワロニアで、ドイツ語は東部の日常言語です。ブリュッセルではフランス語とオランダ語の完全な2言語公用を実施、ブリュッセル周辺の町村でも、道路標識は2言語で表示します。

ブリュッセル

ブリュッセルは2言語公用を徹底し、議会の議事も2言語で進行すれば、どちらかの言語を優先するとこも許されません。そのため道路標識も片面は1行目をオランダ語に、反対面はフランス語表記を1行目にする工夫を強いられています。

この法規を反映するため、OSM では「命名順」ルールを適用します。OSM でname=* タグを用いると、フランス語とオランダ語両方の名称を記入することになり、あいだを半角スペースで区切ります(例=name=Rue du Marché aux Poulets - Kiekenmarkt)。また先にどちらの言語で記述するかは、最初に地物を登録した利用者が決めてよいのです(後から語順を入れ替える行為は荒らしです。)地物を2言語で表記した横にタグのname:fr=*name:nl=* を書くと、特定の言語にしぼって検索をかけるなどの使い方ができるようになります。

名前タグと同じように住所タグも2言語併記します。ブリュッセルの住所は必ず次のタグを使ってください。

  • addr:street=*: 街路名は地物としての街路と同じ順序で言語を記述します(最初に地物を登録したユーザーが決めた順序を守ります 。住所の登録者には決めることができません。)
  • addr:street:fr=*: フランス語表記の住所で、地物の街路名タグname:fr=* と同じ。
  • addr:street:nl=*: オランダ語表記の住所で、地物の街路名タグ name:nl=* と同じ。

言語施設

2言語表記を徹底するブリュッセルに次いで、 言語施設を置く自治体があります(地図をご参照ください。)

これらの自治体ごとに決めた公用語で行政は運営されますが、少数言語話者から請求がある場合はその言語でサービスを提供するよう決まっています。つまり街路名にはすべて公式の翻訳が決めてあり、一般にその翻訳も標識に併記されています。ただしブリュッセルと異なり、言語間の違いを認めています。

言語施設を置く自治体は地名の翻訳を用意し、タグは(どの言語施設を置くかに合わせて)name:nl=*name:fr=*name:de=*の中から選びますが、まだname=* タグに割り当てる内容は未定です。暫定的にブリュッセルと接する自治体ではブリュッセル方式を採用し(名前タグは2言語で表記)、その他の自治体では名前タグをほぼ1言語のみで表記する傾向があります。

name:left=*name:right=* の併用

ベルギーの自治体境界は道路を使う場合が多いことから、隣接する自治体が1本の道をそれぞれ別の名前で呼び、道路の両側で住所表記が異なる結果となります。そこで 道のどちら側か示すタグaddr:left=*addr:right=*を併用します。

ところが同じ道路を挟んだ自治体の片方でも公用語が2言語もしくは言語施設を置く場合などは、複雑になります。ベルギーのコミュニティではタグの使い方に工夫して、name:right:fr=* のように右左の指定に言語を組み合わせました。注意点は name:fr=* タグが必ず使えるかどうかは不定で、道の片側のみ地方語の地名があることを想定して、name:left=*name:right=* のタグが用意されています。

例 ドイツ語とフランス語 (way Komenstraat - Chemin des Quatre Rois):

  • ドイツ語とフランス語

name=Komenstraat - Chemin des Quatre Rois (フォーマットには議論があるため言語施設の項目を参照してください。)

  • 右がドイツ語 name:right=Komenstraat
  • 左がフランス語 name:left=Chemin des Quatre Rois (フォーマットには議論があるため言語施設の項目を参照してください。)
  • 左がフランス語 name:left:fr=Chemin des Quatre Rois
  • 左がオランダ語 name:left:nl=Vier Koningenweg

非公認語、地方語

公用語に並べて、その翻訳という扱いで特定の地方語を並べることができます。

ワロニアの場合、"name" は公用語のフランス語、それにワロン語の名前を添えるには "name:wa" を使います。たとえばリェージュの街の場合です。

name=Liège
name:wa=Lîdje

ウェストフランドル州の場合、name:vls=* を使い西フラマン語を表記します。ただし地方語のつづりはvls.wikipedia.org の規約を守ってください。

name=Dadizele
name:vls=Deisel

ブルガリア (Bulgaria)

ブルガリアの公用語はブルガリア語でキリル文字で書きます。

ブルガリアの道路標識その他はブルガリア語(キリル文字)で表示され、通常は法律にしたがいローマ字表記を添えてあります。

  • 地物の用語は次のとおりです。 планина (山)、равнина (平野)、низина (谷)、плато (台地)、град (都市)、село (村)、река (河川)、езеро (湖水)、залив (湾) その他、地名の一部に組み込まれた場合は、一般に以下のようにローマ字に翻字します。
    • Стара планина Stara planina
    • Атанасовско езеро Atanasovsko ezero
  • 地名の一部ではない場合、翻訳します。 (次のサンプルは英語で示します)。
  • Нос Емине Cape Emine
  • 同様に、東西南北を示す言葉が地名の一部であれば、ローマ字に翻字します。対象は"северен" (北)、"южен" (南)、"източен" (東)、"западен" (西)、"централен" (中央) など。
  • Централен Балкан Tsentralen Balkan
  • София-юг Sofia-yug
  • Перник-север Pernik-sever

サンプル:

  • name=: ブルガリア語の地名 (бул. Източен)
  • int_name=: ローマ字表記 (bul. Iztochen)
  • name:en= (オプション、この場合は英語名): Iztochen Blvd.

中国 (China)

中国の多くの名称は漢字(訳注:簡体字)で書かれていますが、英語とピンインの名称も外国人には便利です。

ピンインには声調をつけてください。声調がないと、英語名と区別できないからです。

自治区(省、県、郡単位)内の名称はその地域の言語かローマ字翻字のどちらかで書いて下さい。

標準的な項目をすべて書くと以下の「ローマ字翻字」の節のようになります。


例:

中国 自治区
name=<Chinese>
name:zh_pinyin=<ピンイン (声調あり)>
name=<Chinese>/<Local language>
name:xx=<地方語>
name:zh=<中国語>
name:en=<英語>
name:zh_pinyin=<中国語ピンイン (声調あり)>

zh が意味するもの

name:zh=*は中国語全般に使えるタグです。スクリプトの部分は通常、地物の所有者またはよく利用する人、あるいは所在地の人々が慣れたスクリプトが使われます。言い換えるなら、中国本土とシンガポールの地物はほぼすべて簡体の値をとり、台湾と香港やマカオでは繁体の値を採用しています。もちろん例外は適用されます。中国語話者の地域外では一般に、このキーに対する値のスクリプトはその地物を最初に登録したユーザーの好みで選ばれ、規則性よりも早い者勝ちの傾向があります。そのため周辺では地物に同じタグを使ったのにスクリプトが異なったりしがちですが、単一の地物に対して異なるスクリプトを混在させることは避けます。ときにはname:zh=*に中国語の派生語を当てて、それ以外の派生語を添える場合は繁体ならname:zh-Hant=*および/または簡体ならname:zh-Hans=*を用いる方法があります。別の方法としては簡体なら簡体、繁体なら繁体で統一した地図をレンダーしたい場合は翻字も一考できるものの、 簡体と繁体の自動変換ソフトウェアには、現在は廃止されたり不正確な出力をするケースがあり、原因は繁体の文字に複数の簡体がマッチングする場合や、その逆もまた真だからです。

前述のように、地物によって名称を繁体・簡体で記述するキーにname:zh-Hant=*および/またはname:zh-Hans=*を用いた事例を見かけます。 ただし zh-traditional または zh-simplified使えません。

簡体と繁体では、同じ統一コードポイントを使っても異なる文字に対応するものがあり、おり、それぞれフォント(字体)を変えるようにします。

地域に配慮したキーもあります。たとえばname:zh-CN=*name:zh-HK=*name:zh-MO=*name:zh-SG=*などで、中国本土、香港、マカオ、シンガポールほか地物の中国語名称を記すとき、地元の表記と国際化した表記の違いを反映します。推奨事項として、国/地域コードを大文字表記してください(現実には他の方法もOSMデータベースに載っていますが)。これらのタグの値は通常、それを用いた地域でよく使われるスクリプトを含んでいます。

地元の中国語表記と異なる記述をした事例は、たとえばname:zh-Hant-CN=*のキーを採用しています。

ローマ字翻字

翻字はできるだけ使わず特例に限定します。

中国語コミュニティでは現状、ピンインのラベルはname:zh_pinin=* を使うという共通認識に落ち着きました。しかしながら zh_pinyin は標準的な言語コードではありません (ピンインは言語ではなく、ローマ字で記述するための翻字システムなので)。より適切には name:zh-Latn-pinyin=*、すなわち、「ローマ字で記述した中国語、特にピンインの場合」とでも記述します。zh-py使えません

一般的なローマ字翻字は別のキー name:zh-Latn=* で示します。これは (理論上は) Postal 式 (廃止)、Wade-Galles 式 (廃止)、地方語のバリアントに基づくローマ字翻字、たとえば Tongyong pinyin (廃止) などに及びます。一般に言って、地図のレンダリングその他を目的として中国地名を漢字表記からローマ字表記に翻字したい場合、それぞれの表記法を採用する現地の翻字の本則を検討してください。一般的にピンインによる翻字は Standard Mandarin Chinese 発音に基づき、固有の漢字は地方語の発音を反映する余地があります。香港とマカオでは広東語の発音に基づいた翻字にする必要があります。

規定の中国語のローマ字翻字[1]
ローマ字表記/翻字システム 規定のコード
ピンイン(拼音) zh-Latn-pinyin
通用拼音 zh-Latn-tongyong
ウェード・ジャイルス式(Wade-Giles) zh-Latn-wadegile
えっピン(粤拼)(※) yue-jyutping

(※=粤語拼音(えつごピンイン)とは1993年に始まった香港の広東語のローマ字翻字方式。Jyutping、ユッピンとも呼ぶ。

正書法 (オーソグラフィー)

強く推奨されるのは Hanyu Pinyin Orthographic rules (漢語拼音正書法) に従うことで、特にピンインで単語と単語のあいだに挟む空き (スペース) の扱いに特化しています。空きを加えると、検索ばかりか読むときも役立ちます。

ローマ字翻字のその他の方式は、それぞれの正書法の規定に従います。単語単位の正書法が明記されていない場合、ピンイン法を参照してください。

自治区の場合

言語に対応するISO 639コード(1998年制定の第二部:3文字コード)がある場合には、同様のテンプレート name:code を使って自治区の言語の名称を添えることが可能です。(例えば広東語の「yue」、チベット語は「bo」、ウイグル語は「ug」、モンゴル語は「mn」など)。モンゴル語の場合、異なる表記の言語タグが複数使われており、それぞれ独自のグリフ(字体と記述記号)が必要で、さらにモンゴル語正書法 (Traditional Mongolian Script) では書字方向の本則は縦書きです。満州諸語を満州表記で記す場合も、縦書きが本則です。

中国語の文語name:zh-classical=*が廃止された場合は、代わりにname:lzh=* を使います。

Name types

前述のサブキーはすべて、さまざまな種類の ?_name キーと組み合わせて使え、例として alt_name:zh-Hant=*old_name:zh-CN=*short_name:yue-Latn=* その他があります。

ただし道路名の場合、慣例として「大道」 (大通り)、「路」 (通り) その他の指示詞を添えます。英語名の場合は、なるべく道路標識に採用された公式の訳語を使ってください。もし見当たらない場合は「#台湾」節の用語を参照し、たとえば「巷」あるいは「弄」があります。

英語=Viaduct Road:高架路

英語=Side Road:支路

サンプル

道路 Road 市 City
name=朝阳公园南路
name:zh=朝阳公园南路
name:en=Chaoyang Park South Road
name:zh_pinyin=Cháoyánggōngyuán Nánlù
place=city
name=自贡市
name:en=Zigong
name:zh=自贡市
name:zh_pinyin=Zìgòng Shì
县 Town 旗 City
place=town
name=淅川县
name:en=Xichuan
name:zh=淅川县
name:zh_pinyin=Xīchuān Xiàn
place=city
name=巴林左旗/ᠪᠠᠭᠠᠷᠢᠨ ᠵᠡᠭᠦᠨ ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ
name:zh=巴林左旗
name:mn=ᠪᠠᠭᠠᠷᠢᠨ ᠵᠡᠭᠦᠨ ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ
alt_name:mn=ᠪᠠᠭᠠᠷᠢᠨ ᠵᠡᠭᠦᠨ ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ;Baɣarin Jegün qosiɣu;Баарин Жэгүн қосиу
name:en=Bairin Left Banner
alt_name=Bairin
name:zh_pinyin=Bālín Zuǒ Qí

注記

クロアチア (Croatia)

name=* タグは全てクロアチア語で書くべきです。二ヶ国語の土地も例外ではありません。イタリア語名は name:it=* タグで、セルビア語名は name:sr=* タグで書いてください。

これは、次のメーリングリストの投票で決定されました。https://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk-hr/2013-May/001815.html

エチオピア (Ethiopia)

90以上の言語が認識されているエチオピアでは、OSM のタグ付けが困難な場合があります。国の公用語はアムハラ語 name:am=* で、高校や大学の指導言語は英語 name:en=* です。 国内の地域 (州) はその地域の公用語も採用しています。 一般的に各地域の公式・非公式の標識には、2つ以上の文字で記載されています。地域語をローマ字表記したものと、アムハラ文字表記したものです。アムハラ語から英語への翻訳は、英語に存在しない音があるため一様ではありません。

OSMのタグは以下の規約を使用してください。

フィンランド (Finland)

いくつかの 街/場所/通りは、フィンランド語とスウェーデン語の名称を持っています。nameタグは、一般的に利用している言語(多くの場合はフィンランド語で、地方自治体が主にスウェーデン語を利用している場合にはスウェーデン語)で記述し、name:finame:svをその他の言語のものに付与してください。

サーミ語には北部に地方語が3つあります。北部サーミ語イナリ・サーミ語スコルト・サーミ語で、公用語とする自治体は次のとおりです。エノンテキオ(Enontekiö)、ウツヨキ(Utsjoki)、イナリ (Inari)、ソダンキュラ(Sodankylä)。ISO 639-1 コードがあるのは 北部サーミ語 (name:se) だけです。ISO 639-2 コードなら、 name キーを使って3つの地方語をそれぞれ北部サーミ語 (name:sme) 、イナリ・サーミ語 (name:smn)、スコルト・サーミ語 (name:sms)と記します。

より詳しい情報については、WikiProject Finland ページを参照してください。

フランス (France)

カタロニア語とフランス語の二か国語で書かれた、Perpignan の道路標識

フランスにはフランス語のほかに、地域の言語が数多くあります。いずれも国語としては認識されていませんが、地方・地域の人たちが限定的に対応しています(学校や大学も含む)。二か国語の道路標識もあります。言語コードの例は以下の通りです。

  • name=* 既定の地域の名称、二か国語の場合もあります
  • name:fr=* フランス語で法的に規定された名称 (以下の地方言語からフランス語に対応させるため必要。指定しないとフランス語以外の言語に代替えしてしまうからです。たとえばアルザス語がドイツ語に、あるいは西フラマン語がオランダ語に、またはカタルーニャ語バスク語がスペイン語に置き換わるのを防ぎます。)
  • name:br=*br ブルトン語対応; 専門のプロジェクトがフランス語で展開中です name:br=*
  • name:ca=* ca カタルーニャ語
  • name:co=* co コルシカ語
  • name:frp=* frp アルピタン語 (別称としてフランコ・プロヴァンス語、フランコ・プロヴァンサル語 Franco-Provençal)
  • name:gcf=* gcf グアダルーペの混成語 (クリオール)
  • name:gsw=* gsw アルザス語、フランス語系のアレマン語 (ご注意:コードgsw はアレマン語系のスイスあるいはドイツ・南バーデンの地方言語にも適用。)
  • name:oc=* oc オック語 (オーヴェルニュ方言、プロヴァンサル語を含む)
  • name:ty=* ty タヒチ語(フランス領ポリネシア)
  • name:eu=* eu バスク語(ガスコーニュ語を含む)
  • name:vls=* vls 西フラマン語

ブルターニュとノルマンディーにはそれぞれの地方言語「ガロ語」「ノルマン語」があるものの独自のISO 639 コードの配分はない (BCP 47 タグで「便宜的に」言語データ収集の目的に限定して非公認拡張子を付け "fr-gallo"、"fr-x-norman" を充当できないわけではないが、公的文書でサブタグの割り当てが規定されるまでは相互運用的な適用外)。

ドイツ (Germany)

ブランデンブルク州とザクセン州にはソルブ語を公用語のひとつに指定する地方自治体が70件あります。市町村には公式に (!) ドイツ語とソルブ語の名前があり、以下の規準によりタグ付けします。

低地ソルブ語 [ブランデンブルク州]:

  • name=* : ドイツ語 - ソルブ語で併記。
  • name:de=* : ドイツ語の名前
  • name:dsb=* : 低地ソルブ語の名前

高地ソルブ語 [ザクセン州]:

  • name=* : ドイツ語 - ソルブ語で併記。
  • name:de=* : ドイツ語の名前
  • name:hsb=* : 高地ソルブ語の名前

ウィキペディアにあるソルブ語の地名:

ギリシャ (Greece)

ギリシャの公用語は現代ギリシャ語です。

  • ギリシャの道路標識その他は現代ギリシャ語で表示され、通常は ISO 843:1999 を使いローマ字に翻字します (ELOT 743 と同じ)
  • ウェイの名前はギリシャ語の属格で表記します。属格とは日本語や英語の文法にない要素です (一般にものの所有者を示し、この場合はウェイつまり細道/通り/広場その他の名前の由来のこと)。地名そのものはこれとは異なります (地名は名詞格)。
  • "Οδός" はギリシャ語で "street" と "road" を意味し、ローマ字表記は "Odos" です。この言葉は道路標識では普通に見られますが、話し言葉でも検索用語でもほぼ使われることはなく、実用されるのは "avenue" ("λεωφόρος") です。
  • "Λεωφόρος" はギリシャ語で "avenue" ローマ字表記は "Leoforos"。
  • 地名が複数語で構成される場合、たとえば Eleftheriou Venizelou Avenue (Λεωφόρος Ελευθερίου Βενιζέλου) の場合には、1番目と2番目の単語の場所は変わらりません。ただし旅行ガイドなどの索引では探しやすくするため、語順を入れ替える場合があります。そこで、"Λεωφόρος Δημοκρατίας" ("Δημοκρατία" にちなんで意味はデモクラシー通り "Democracy Avenue") のローマ字翻字は "Leoforos Dimokratias" になります。あるいは翻字ではなく "λεωφόρος" の部分を翻訳し、デモクラティア通り "Dimokratia Avenue" とも呼べます。ところで、"Dimokratia" (名詞) が "Leoforos" の後に来ると変化して "Dimokratias" (末尾に属格の "s" 付き) になりますが、それを "Avenue" の前に置くと変化しないため、迷いが生じます。アベニュー (通り) "Avenue" という概念はローマ字表記するか翻訳するか? 翻訳するなら Name タグは名詞か属格か? 翻訳とはそれぞれの訳語の文法にしばられるし、ローマ字表記ならぞの影響はありません。そこで、int_name にはローマ字翻字、name_en などには翻訳を当てることを妥当とします。
  • すると "Λεωφόρος Δημοκρατίας" ("Δημοκρατία" より後、つまり意味は「デモクラシー通り」 "Democracy Avenue") の翻字は "Leoforos Dimokratias" となり、"λεωφόρος" を翻訳するなら、"Dimokratia Avenue", と欧文なら表記が変わります。留意点は "Dimokratia" (主格) が "Leoforos" の後に来て "Dimokratias" となると ("s" が付くと属格)、 remains nominative before "Avenue", の前のままなら主格のままとなり矛盾します。では "Avenue" は翻訳するか翻字が正しいか? 翻訳するときは、「通り」の名前は主格か属格か? そもそも翻訳するとその言語固有の言葉になるけれど、翻字なら音を引き写すだけです。すると int_name には翻字、 maybe translation for name_en には翻訳がふさわしいのかもしれません。

結論として命名の規約のまとめ (例: Οδός Σταδίου と Λεωφόρος Ελευθερίου Βενιζέλου の関係、あるいは一般に通用するのは Λεωφόρος Πανεπιστημίου でもある):

  • name=* および (オプションとして) ギリシャ語地名 name:el=* ("Οδός" を省略)、たとえば Σταδίου、Λεωφόρος Ελευθερίου Βενιζέλου。
  • int_name=* はローマ字翻字 (属格を残す)、たとえば Stadiou、Leoforos Εleftheriou Venizelou
  • name:en=* (オプション): ローマ字翻字した地名 (接尾辞としてStreet や Avenue その他が付く)、たとえばStadio Street、Eleftherios Venizelos Avenue。1件目のサンプルは間違っているように見えますが、int_name タグが使えて name:en=*, と結果が同じなら、わざわざ後者を使う必要はあるでしょうか?
  • old_name=* (オプション): 古代ギリシャ語の地名、たとえば空欄で Λεωφόρος Πανεπιστημίου

ギリシャ語の翻字と音転写の関連項目:

ハイチ (Haiti)

ハイチの公用語は、フランス語とハイチ語(Haitian Creole)の2つです。ですが、通りの名前は通常フランス語のみで書かれています。 name=* には両方の言語で書きます。 (ハイチ語、フランス語の順)
name:ht=* ハイチ語名
name:fr=* フランス語名


例:

name=Okay Les Cayes
name:ht=Okay
name:fr=Les Cayes

香港 (Hong Kong)

香港では「一国二制度」のもと、中国の政治的特区のひとつとして中国語と英語を公用語に定めています。そのため地物は中国語と英語の両方の名称をあて、2言語のタグ付け (中国語 zh と英語 en) は以下の慣例に従います。
name=* は中英2言語で表示する (繁体中国語が先で英語が後)
name:zh=* 繁体中国語のみ
name:en=* 英語のみ

例として中環のコノートロード・セントラル Connaught Road Central (干諾道中) のタグを示します。
name=干諾道中 Connaught Road Central (留意点は中国語と英語の間を、半角スペースで区切ること。)
name:zh=干諾道中
name:en=Connaught Road Central

インド (India)

インドは多言語を用いるため、詳細は言語ごとの表記(India#Naming in different scripts and languages) をご参照ください。

イラン (Iran)

name=* および full_name:fa=* をペルシャ語の通り名に、 name:en=* を英語の通り名に使用しています。詳しくは Iran/Tagging rules#Naming を参照してください。

アイルランド (Ireland) (共和国)

公式には、すべての道路標識はアイルランド語と英語のバイリンガルです。ただしゲールタハトの名称は除きます(住人の多数がアイルランド語を第一言語としている地域)。その場合は、標識はアイルランド語のみでなくてはなりません

ごくまれにゲールタハト以外の土地でも、英語の旧称がアイルランド語の名称に替わっている場合があり、(Portlaoise / Port Laoise(英名メアリーボロー)やDunleary/Dún Laoghaire(同じくキングスタウン)がその例です。あるいは標識は異なる名称を示すのに、英語の名称が生き残っている例が(過去も現状も)あります。(たとえばKells / Ceanannas、Bagenalstown / Muine Bheag、Charleville / Rath Luirc / An Rathなど。)そのような場所でタグを適切に付けるには、地元の人に尋ねるしかありません。

最も安全なタグ付の方法は、一般的に英名を主な名称として設定し、アイルランド語名をname:ga=*タグで付与することです。ひとつの名称のみが提供されている場合で、その名称がアイルランド語に見えるが地元の知恵を取材できない場合には、それを主な名称とします。

ゲールタハト地域では、アイルランド語名を主な名称として設定し、もしわかるのなら英名をタグname:en=*で付与するのが最善でしょう。ただし、この単純で大まかなルールは、以下のような場合にはうまくいきません。ゲールタハトの土地で英語の地名が普及している場合、あるいはその土地の多くの人が利用するアイルランド語の名称と、公式に記録された名称とが異なる場合です。ゲールタハトでもDingleではほとんどの人が英語を話しており、アイルランド語地名はDaingean Uí Chúis / An Daingean と併記が正しいのに、公的な地名は An Daingean と決めてあります。

イスラエル/パレスチナ (Israel/Palestine)

Officially the State of Israel has Hebrew as an official language, and Arabic, up till 2018 as a co-official language, and since then as a language with "special status in the State". The State of Palestine, with claimed sovereignty over the West Bank, including East Jerusalem, and the Gaza Strip, and civil jurisdiction over the Gaza Strip and portions of the West Bank, has Arabic as its official language.

Two facts are to keep in mind: 1. Palestinian and Syrian Arabs are a significant minority within 1948 borders of Israel. 2. Hebrew-speaking Israelis are a significant minority within the West Bank, including East Jerusalem, living in settlements that are illegal under the International Law.

The main objective is to respect and represent both native Arabic speakers and native Hebrew speakers living in the Holy Land, and not to externally impose on each of the two languages.

Thus it is impossible to draw a solid lingual line in the small territory that is the Holy Land. The naming practice in OSM has been that the name=* tags are either Arabic or Hebrew, whichever one is (locally) more commonly used (most of the time this will be the language, which dominates in the municipality).

Regardless of the name tag, Hebrew names should be in name:he=* tags, Arabic names should be in name:ar=*, and English names should be in name:en=*.

Hebrew Name Tag Arabic Name Tag
name=<Hebrew>
name:he=<Hebrew>
name:ar=<Arabic>
name:en=<English>
name=<Arabic>
name:he=<Hebrew>
name:ar=<Arabic>
name:en=<English>

Alternative Arabic transliteration of Hebrew names, as well as Alternative Hebrew transliteration of Arabic names should be inputted in the alt_name tag. For Arabic transliterations of Hebrew names, please choose the spelling that contains special letters such as چ and ڤ, as the primary one, and display the variant that does not contain these letters in the alt name tag. Similarly, for Hebrew transliteration of Arabic names, please choose the spelling that contains the diacritic geresh as the primary Hebrew name, and the spelling that does not contain geresh, in the alt name tag.

Hebrew Name Tag Arabic Name Tag
name=נוף הגליל
name:he=נוף הגליל
name:ar=نوف هچليل
alt_name:ar=نوف هجليل
name:en=Nof HaGalil
name=جسر الزرقاء
name:he= ג'סר א-זרקא
alt_name:he= גסר א-זרקא
name:ar=جسر الزرقاء
name:en=Jisr az-Zarqa

Since 1948, the State of Israel has been trying to change the Arabic spelling of certain historic cities in territories that became Israel in 1948. Examples are the city of Ashkelon, عسقلان in Arabic, whereas the State of Israel has been using the spelling اشكلون, or Beersheba, بئر السبع in Arabic, whereas the State of Israel has been using the spelling بئير شيبع. The new State-imposed spellings are modern creations, not native to Arabic, nor common among native Arabic speakers of Israel/Palestine. The common and historic spelling is to be the primary Arabic one, whereas the Official Israeli Arabic spelling is to be presented in the alt name tag. This is to respect the variant that is commonly accepted by Native Arabic speakers living in the Holy Land.

Example
name=בית שאן
name:he=בית שאן
name:ar=بيسان ‎<Common and Historic Arabic spelling>
alt_name:ar=بيت شان <State of Israel's Arabic spelling>
name:en=Beit She'an

As for the English name tag, there's several general categories to follow:

  1. Historic cities with well-known and accepted English names, different from both Hebrew and Arabic: Eg. Hebron, in Arabic it is الخلیل (Al-Khalil), and in Hebrew it is חברון (Hevron). Hebron is to be used as the English name tags. English transliterations of Arabic and Hebrew names can be added to alt name tags.
  2. Localities within 1948-Israeli borders (Excluding the first category): These are to have the English spelling recognized by the State of Israel as the English name tag.
  3. Israeli settlements in the West Bank (including East Jerusalem): These are to have the English spelling recognized by the State of Israel as the English name tag.
  4. Palestinian localities in the West Bank (including East Jerusalem) and the Gaza Strip (Excluding the first category): These are to have the English spelling recognized by the Palestinian Authority as the English name tag.

イタリア (Italy)

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州には、多くの場所や地形 (河川、山岳など) に フリウリ語の地名が付けられています。これらの名称には name:fur=* を付けてください。村によっては、道路にイタリア語とフリウリ語の両方が使われており、両方ともタグで示してください。 地名が複数 (標準的なフリウリ語と地元の形式) がある場合がありますが、地元の形式も loc_name=* で記載してください。標準フリウリ語の地名総覧は、こちらを参照してください。またフリウリ語でレンダリング・検索する場合はこちらです。

いくつかの地物には、ドイツ語の名前もあり、これを追加するには name:de=*name:sl=* を使用してください。 一般的な name タグにイタリア語とスロベニア語を格納する場合、スラッシュで区切り、イタリア語を先に記載するという 合意が取られているようです。

例:

name=Duino / Devin
name:sl=Devin
name:it=Duino

Südtirol - アルト・アディジェ(南ティロル)とトレンティーノ (ヴェルシュティロル)

南ティロルの言語分布。自治体単位の最大話者グループ (2001年)

ドイツ語とイタリア語の2言語を公用語とする南ティロルですが、東部の自治体にはラディン語を第3の公用語とするところがあります(Wikipedia 参照)。どの町にも2件 (あるいは3件) の公式名があり、道路名もほとんど2言語 (ないし3言語) 表示です。

都市や道路、POIの名称には、それぞれ name:* タグで別々に記載しています (イタリア語 name:it=*、ドイツ語 name:de=*、ラディン語 name:lld=*)。 一般的な name タグには、ダッシュで区切って (地元で)より一般的な名称から記載することで合意が取られているようです (ほとんどの場合その自治体で主流になっている順)。 ほとんどの地域ではドイツ語が使われていますが、都市部ではイタリア語のほうが使われていたり、同等に使われている場所もあります。ドロミーティ地域ではラディン語が主流です。 例: "Bolzano - Bozen" (イタリア語が先), "Brixen - Bressanone" (ドイツ語が先), "Urtijëi - St. Ulrich - Ortisei" (ラディン語 - ドイツ語 - イタリア語)

例:

name=Bolzano - Bozen
name:de=Bozen
name:it=Bolzano

name=Brixen - Bressanone
name:de=Brixen
name:it=Bressanone

name=Urtijëi - St. Ulrich - Ortisei
name:de=St. Ulrich
name:it=Ortisei
name:lld=Urtijëi

トレンティーノ でも3言語が存在します。イタリア語が広く支配的ですが、他の2言語も公用語と認識され、地域によっては支配的です。北東ドロミーティ地域ではラディン語、Bersntol (Valle dei Mocheni) と Lusern (Luserna) の2地域ではドイツ語の方言です。歴史的にトレンティーノの多くの場所にドイツ語名がありますが、もう公式とは認識されていません。その中にはまだ使用されているものや、伝統的な集まりで再利用されているものもあります。非公式な名称をどのように扱うべきかという議論も有益でしょう。 alt_name=* タグや old_name=* タグを参照してください。

サルデーニャ州 (サルディニア州)

サルデーニャ州の言語分布

サルデーニャ州 (イタリア語版) ではイタリアの法令 482/1999 によって、サルデーニャ語とカタルーニャ語の地名を保護しており、イタリア語と同等の公用語として扱います。そこで name:sc=* (サルデーニャ語) や name:ca=* (カタルーニャ語) のタグを、地元名とイタリア語名の両方を含むnameタグとともに使用します。サルデーニャ州の地名総覧は こちらです。その他の地方語やそれに関連する地名として、コルシカ語 (サッサリ語とガッルーラ語) name:co=* や、リグリア語 (タバルチーノ語) name:lij=* があります。

場所や地形 (河川や山岳など) には地方語の名前があります。村によっては道路に2言語の名前が付きますので、実情に合わせてタグ付けします。地方語の名前に複数のパターンがある事例では、標準地方語にその地域固有の地方語を加えるため、loc_name=* も使ってください。

正しいタグ付けの例を示します。(訳注:前節と異なり、区切り記号は半角スラッシュ「/」で例示)

name=Nùgoro/Nuoro 2言語併記
name:it=Nuoro イタリア語
name:sc=Nùgoro サルデーニャ語

あるいは

name=L'Alguer/Alghero 2言語併記
name:it=Alghero イタリア語
name:ca=L'Alguer カタルーニャ語
name:co=L'Aliera コルシカ語
name:sc=S'Alighera サルデーニャ語

日本 (Japan)

詳細は JA:Japan taggingJA:Naming_sample を参照してください。

使い方 説明
name 日本語名称 name=首都高速道路
name:en 英語名称または日本語ローマ字表記 name:en=Metropolitan Expressway
name:ja 日本語名称 name:ja=首都高速道路
name:ja_rm 日本語ローマ字表記。使用中ですが 2018年から name:ja-Latn を推奨 name:ja-Latn=Shuto Kōsoku Dōro
name:ja-Latn 日本語ローマ字表記 name:ja-Latn=Shuto Kōsoku Dōro
name:ja_kana 日本語かな表記
name:ja-Hira 日本語ひらがな表記

name:ja_rm=*name:ja_kana=* はいままで非標準コードがキーとして使われてきました。日本語ローマ字表記の標準言語コードは name:ja-Latn=*、ひらがなの標準言語コードは name:ja-Hira=* です。BCP 47 を参照して下さい。

name:ja-Latn=* タグがないオブジェクトに日本語名を翻訳する場合、発音や翻字がごちゃごちゃしないように、中国語の漢字用翻字エンジンではなく日本語の翻字エンジンを使用してください。

カザフスタン (Kazakhstan)

カザフスタンでは公用語が2つ (カザフ語とロシア語) あり、カザフ語では2種類の異形 (キリス文字とラテン文字) があります。ロシア語のほうがより広く使用されていることから、存在していて意味があるのであれば、name=* タグにはロシア語を使用するようコミュニティで決定しました。ロシア語名は name:ru=* タグの方にも重複して記入してください。カザフ語のキリル文字は name:kk=* に設定し、 int_name=* には name:kk=* から音訳してください。

コリア (Korea)

コリアではコリア語が唯一の公用語です。コリア語は (ハングル を使用して) コリア語 で書かれています。

道路標識には、ローマ字表記や翻訳されたものがよく使われます。ほとんど英語ですが、中国語や日本語もあります。韓国でのローマ字表記は Revised Romanisation of Korean に従ってください。北朝鮮でのローマ字表記は McCune–Reischauer に従ってください。

使い方
name=コリア語 name=경부고속도로
name:en=英語 name:en=Gyeongbu Expressway
name:ko=コリア語 name:ko=경부고속도로
name:ko-Latn=コリア語ローマ字表記 name:ko-Latn=Gyeongbugosokdoro
name:ko_hanja=漢字表記 name:ko_hanja=京釜高速道路

現在では name:ko_rm を使用せず、 name:ko-Latn= を使用するようにしてください。

漢字の標準言語コードは name:ko-Hani=* であるべきです。

参照:

クウェート (Kuwait)

クウェートでの標識 (道路標識含む) は、アラビア語と英語で書かれています。 以下のようにタグ付けしてください。
name=شارع القاهرة アラビア語名
name:en=Cairo Street 英語名

name=شارع 25 アラビア語名
name:en=Street 25 英語名

レバノン (Lebanon)

レバノンの道路標識はアラビア語とフランス語で記述されています。以下のようにタグ付けしてください。

name=طرابلس アラビア語の名称
name:ar=طرابلس アラビア語の名称
name:fr=Tripoli フランス語版の名称

ルクセンブルク (Luxembourg)

ルクセンブルクでは、村の名称とその標識はルクセンブルク語とフランス語のバイリンガルで記載されています。例えば、フランス語で Bascharage は ルクセンブルク語では Nidderkäerjeng です。 ほとんどの通りの名称は一般的にフランス語だけで記述されていますが、いくつかバイリンガルの道路標識も設置されています。


name:lb=* はルクセンブルク語の名称があるときに使うことができます。

Rue de Koerich / Kärcherwee に正しくタグ付けする方法は以下のようになります。

name=Rue de Koerich
name:lb=Kärcherwee


Rue Saint-Ulric / Tilleschgaass に正しくタグ付けするには以下のようになります。

name=Rue Saint-Ulric
name:lb=Tilleschgaass

マカオ (Macau)

この地域の公用語は中国語(一般に表記は繁体)とポルトガル語で、 name=* タグに併記し name:zh=*name:pt=* には次の例のように記します。

その他の言語に対して英語なら name:en=* を、簡体中国語なら name:zh-Hans=* を追加することもできます。

モロッコ (Morocco)

コミュニティの合意により、都市その他の行政区分の名称の表記は (国全体から arrondissements に至るまで) 優先順位をフランス語、タマジクト語 (Tamazight=ベルベル語) ならびにアラビア語の順とします。(訳注:次の例はカサブランカの場合。)

name=Casablanca ⵜⴰⴷⴷⴰⵔⵜ ⵜⵓⵎⵍⵉⵍⵜ الدار البيضاء フランス語、タマジクト語、アラビア語
name:ar=الدار البيضاء アラビア語
name:fr=Casablanca フランス語
name:zgh=ⵜⴰⴷⴷⴰⵔⵜ ⵜⵓⵎⵍⵉⵍⵜ タマジクト語

注記:以下はタマジクト語のタグ name:zgh=* の代替手段として承認されています。
name:ber=ⵜⴰⴷⴷⴰⵔⵜ ⵜⵓⵎⵍⵉⵍⵜ

モロッコの道路標識 street signs は原則としてアラビア語表記で、ときにはフランス語と/もしくはタマジクト語 Tamazight が添えてあります。フランス語もしくはタマジクト語の名称がわかる場合 (特定の標識に表示されるかどうかはさておき)、タグとしてはそれらを加える方が望ましいです。表記言語の順は、都市名と同様です。

name=Avenue Rabat شارع الرباط
name:ar=شارع الرباط
name:fr=Avenue Rabat

年名と同様に、ベルベル語 (別名タマジクト語) 表記をふくむ場合は、3言語揃った表記でフランス語の後、アラビア語の前に置き、キーは言語に対応するname:zgh=* (タマジクト語) もしくはname:ber=* (ベルベル語) を使います。

初投稿のルール

留意点として、かつての「初投稿のルール」(first mapper rule) はすでに廃止されました。合意として「.ma」コミュニティではすべての name=* タグおよびわかる場合は addr:street=* タグを適用し、「"fr - ar"」 (もしくは「"fr - zgh - ar"」) を使い、サブタグに個別の言語を記述します。データの一貫性は、だれが初投稿をして何を指定したかよりも優先されます。

「目についたものをマッピングする」に対抗する案

もしフランス語あるいはタマジクト語の名称がわかる場合 (特定の標識に表記されているかどうかはさておき)、支持されるタグ付けではそこまで求められます。一般的に言ってアラビア語の単語は対応するフランス語の言葉に翻訳 (翻字ではない) されがちです。"Rue" であって "Zanqat" ではない (アラビア語で زنقة)、それから「Avenue」(または「大通り」"Boulevard") であって、"Chari" ではありません (アラビア語で شارع)。しかしながら地上に設置した標識にはすべて name=* タグと、わかる場合はaddr:street=* タグを付け、ローマ字翻字をその後に書きます。

オランダ (Netherlands)

フリースラント地方では、ほとんどの市町村にフリージア語とオランダ語の名称があります。公称のタグ付けは name=* とします。それに続けて、オランダ語名には name:nl=* を、フリージア語名には name:fy=* を付けます。公用語はそれぞれの行政区ごとに決められ、行政区の公称もその区域内の地名もそれで呼ばれます。市町村レベルの場合、公的な青色の市町村の境界標識で対立する事例が見られがちです。

  • 名称が1件だけ書かれた場合、name=*name:nl=*name:fy=* は同等に扱います — old_name:nl=* および old_name:fy=* は、廃止された名称に使うことができます。
  • 2件の名称を表示する場合、上部の名称は既定の name=* になります。標識には1番目と2番目の名称のどちらが name:nl=*name:fy=* か示されず、地元の人にはわかるし、フリージア語話者ならほとんどの人が理解しています (迷ったら地元の人に質問しましょう。)

オランダ東部には場所により低地ドイツ語 Low German の地名があり (タグ付けは name:nds-nl=* とする)、Limburg 南東部には地域語で表示される場合があります (タグはname:li=*。)

サンプル:

name=Leeuwarden
name:fy=Ljouwert
name:nl=Leeuwarden

name=Damwâld
name:fy=Damwâld
name:nl=Damwoude

name=Eastermar
name:fy=Eastermar
name:nl=Eastermar
old_name:nl=Oostermeer

name=Oldeberkoop
name:fy=Aldeberkeap
name:nds-nl=Berkoop

name=Maastricht
name:li=Mestreech

ニュージーランド (New Zealand)

ニュージーランドの場所によっては、英語・マオリ語の両方による公式な名称が設定されています。その場合の正しいタグ付け方法は以下の通りです。

name=Aoraki / Mount Cook (公式な両方の名称)
name:en=Mount Cook (英語の名称)
name:mi=Aoraki (マオリ語の名称)

北マケドニア (North Macedonia)

The official languages in North Macedonia are Macedonian written in Cyrillic and Albanian written in Latin.

Even though it is official language Albanian is not used for road names and most of other signs in most Macedonia. Across the country For road names and signs only Macedonian is used and it also is transcribed (when available) to the Latin alphabet according to the Macedonian transliteration rules.

  • The geographic terms: планина (mountain), низина (valley), плато (platteau), град (city), село (village), река (river), езеро (lake), залив (bay) etc., which are part of the geographic name, are generally transliterated as follows:

Шар планина → Shar planina

  • Geographic terms that are not part of the name, should be translated (here an example in English):

Охридско езеро → Lake Ohrid

  • The terms "северен" (northern), " јужeн" (southern), "источeн" (eastern), "западен" (western), "централен" (central) and similar ones, in case they are part of the geographic name, should be transliterated:

Скопје Север → Skopje Sever

  • Dates that are part of road names or signs should be transliterated. The number should be separated from the ordinal suffix with a dash ("-"):

1-ви Мај → 1-vi Maj

  • Ordinal numbers should also be transliterated. The number should be separated from the ordinal suffix with a dash ("-"). The ordinal suffix should be declined according to the corresponding gender:

15-та Бригада → 15-ta Brigada

Examples:

name=Методиjа Патчев
int_name=Metodija Patčev (transliterated name using diacritics system)
name:en=Metodija Patchev (transliterated name using digraphs system)

name=Булевар Ослободување
int_name=Bulevar Osloboduvanje (transliterated name using diacritics system)
name:en=Boulevard Osloboduvanje (translated to target language)

name=3-ти Ноември
int_name=3-ti Noemvri (transliterated name using diacritics system)
name:en=3-ti Noemvri (optional since it's same as int_name)

ノルウェー (Norway)

ノルウェーの地名はほとんどノルウェー語のみで、タグはnameのみ付けます。他の言語も使用される場合はノルウェーの地名にもname:noタグを付け、これにはノルウェー語で表す国名その他、国外の地前も対象となります。

ノルウェー語の表記には「ブークモール」bokmål と「ニーノシュク」nynorsk の2つあり、それぞれに付くタグはname:nbname:nnです。表記上、2言語は非常に似ていて、つづりの違いはわずかです。自治体ごとに2言語のどちらを地域の公用語にするか決めており、地名は通常、どちらか1言語のみで使われます。このことから2言語の地名が異なり区別する必要がある時のみ、例外的にname:nbname:nnの両方を使います。2言語の地名を比べた例:

  • 15件の外国の名前(ノルウェー、オーストリア、ベラルーシ、東ティモールなど)他。
  • 国の機関 - 公式の表記

サーミ語とクヴェン語の地名は、それぞれを公用語とする自治体で、次のタグ付けをします。

  • 北部サーミ語:name:se - Guovdageaidnu - Kautokeino、Kárášjohka - Karasjok、Porsanger - Porsáŋgu、Deatnu - Tana、Unjárga - Nesseby、Gáivuotna - Kåfjord、Loabák - Lavangen
  • ルレ・サーミ語:name:smj - Hábmer - Hamarøy
  • 南部サーミ語:name:sma - Snåase - Snåsa、Raarvihke - Røyrvik
  • スコルト・サーミ語:name:sms
  • クヴェン語(フィンランド語起源):name:fkv - 次の自治体で第3の公用語。Porsanger - Porsanki

上記の自治体内ではノルウェーの地名すべてに必ずタグname:noを付けます。それ以外の自治体ではオブジェクトの名前に複数言語がある場合は、必ずノルウェー語名とname:noのタグを付けます。ノルウェー語名のみ存在する場合(上記の自治体以外の場合)、タグはnameのみ使います。

言語固有のキーに加え、常にnameキーを使ってください。特定のオブジェクトの名前がノルウェー語、サーミ語またはクヴェン語のうちの2言語以上で存在する場合、それらをすべてnameに記述しますが、名前の間は [半角空き] +[ハイフン] + [半角空き] つまり「 - 」で区切ります (以下のサンプルを参照)。上記の自治体では、最初にサーミ語の名前を書きます。それ以外の場合はノルウェー語の名前を最初に記します。

サンプル(ポルサンゲル自治体の場合):

name:se=Leavdnja
name:no=Lakselv
name:fkv=Lemmijoki
name=Leavdnja - Lakselv - Lemmijoki

関連項目:

パキスタン (Pakistan)

The official languages of Pakistan are Urdu (name:ur=*) and English (name:en=*). These languages are are lingua franca; their official status serves to facilitate inter-communication between native speakers of a wider variety of languages. Urdu and/or English are commonly used in official documentation, education, and media in Pakistan. About 7% of Pakistanis speak Urdu as a first language, but is understood by the majority of the population as a secondary language. English is understood by a large minority of Pakistanis. Internet usage has proliferated rapidly in recent years, and Pakistan has 8th highest number of internet users in the world as of 2021.

Most people in Pakistan speak a regional language natively. Common regional languages include but are not limited to:

Many of these languages are also spoken in neighboring countries, and the conventions for distinguishing differences in use of the same language across different locales in South Asia is currently not accurately defined by any of the existing ISO standards. The long-standing convention OSM and on other multi-lingual sites such as Wikipedia has been to use different language codes for different variants of the same language. name:pa=* refers to Punjabi written in Gurmukhi script used in India, and name:pnb=* refers to Punjabi written in Shahmukhi script used in Pakistan. Besides the difference in script, these codes refer to the same language. Suffixes to specify script are typically not used in this case and are unlikely to be supported or expected by data consumers for Punjabi. (The ISO 15924 suffix which comes closest to describing Shahmukhi is "Aran," or "Arabic Nastaliq," which confusingly describes the typesetting most commonly used for various languages in Pakistan rather than a particular script variant and is outside of the scope of what Unicode accounts for. It is unlikely this is ever used or expected.)

There are some language terms you may come across in references which are not easy to define, or lack a clear definition. Saraiki describes the native language to various people in and around southern Punjab which is mutually intelligible with Punjabi; sources vary as to whether or not it constitutes a separate language. Hindko is used as an umbrella term for variety of dialects across discontinuous areas of Pakistan which are also mutually intelligible with Punjabi. Lahnda and Western Punjabi are exonyms which have been used by linguists in varying ways to describe a non-specific regional variant, or group of variants spoken in Pakistan or western Punjab more generally - these terms are not valid descriptors of any particular variant and are not recognizable to most Punjabi speakers. Sources referring to either of these two terms as if they constitute a separate language or variant can be disregarded as they have no bearing to ground truth.

"Default" official names or signposted names can vary in their origin; tags with language suffixes can be added in conjunction with a default name=* to help clarify the language a name is associated or where a name in another language exists.

Road signs on Karakoram Highway near the Pakistan-China border featuring Pakistani destination names in Latin, Chinese, and Cyrillic script
Road signs on Karakoram Highway near the Pakistan-China border featuring Pakistani destination names in Latin, Chinese, and Cyrillic script

Pakistan is home to many immigrants and refugees, and surrounded by countries which have people groups in common and are also multi-lingual. Translations where available to any applicable languages are potentially useful. Examples of languages that residents of Pakistan may speak natively can include, but is not limited to, Persian/Dari, Bengali, Rohingya, Uzbek, Turkmen, Tajik, Somali, Mandarin Chinese, Tibetan, Uyghur, Arabic, and Russian.


ポーランド (Poland)

公用語(ポーランド語)に加えて、公認された地方語が1件あります(カシュビア語)、非公認で実用される少数言語(シレジア語)があります。また(標識を含め)2言語併記の地域もあり、住民の大半が少数民族だからです(主にドイツ人とカシュビア人)。

正しいタグの書き方は以下のとおりです。(訳注:「※=」は2言語表示の対照語、「R」はローマ字翻字)

  • name=Białystok (ポーランド語の正式名称)
  • name:be=Беласток (ベラルース語の名称、※=Białystok)
  • name:lt=Vaičiuliškės (リトアニア語の名称、R=Wojciuliszki)
  • name:csb=Miechùcëno (カシュビア語の名称、R=Miechucino)
  • name:de=Sankt Annaberg (ドイツ語の名称、※=Góra Świętej Anny)
  • name:szl=Anaberg (シレジア語の名称、※=Góra Świętej Anny)
  • name:rue=Бiлянка (ルシン語の名称、R=Bielanka)

ポルトガル (Portugal)

公用語 (ポルトガル語) に加えて、公認された地方語が1件あります (ミランド語 Mirandese)。正しいタグの書き方はいかのとおりです。

  • name=Cicouro/Cicuiro (2言語の正式名称)
  • name=Cicuiro (ミランド語の正式名称)
  • name:pt=Cicouro (ポルトガル語)
  • name:mwl=Cicuiro (ミランド語)

カタール (Qatar)

Signs (including street signs) in Qatar are written in Arabic and in English, tagging is:
name=شارع القاهرة for Arabic name
name:en=Cairo Street for the English name

name=شارع 25 for Arabic name
name:en=Street 25 for the English name

The refs for the ring roads are displayed in English with "Ring" spelled out.

ref=C Ring

Many roads have two names - one word name and one number name. The number name should go into the alt_name tag.

ルーマニア (Romania)

人口の20%以上を占める少数民族の都市や村では、地名標識は多言語でなければなりません。この場合、道路や都市名はルーマニア語で記述してください。更に別のタグで、第二言語を追加してください。

少数民族の人口があまり多くない都市では、道路名をルーマニア語で書かなければなりません。都市名に明らかに明示してある場合には、name:iso_code=* を用いて別の言語を追加できます。

例:

ロシア連邦 (Russian Federation)

ロシア連邦の公用語はロシア語のため、name=* タグにはロシア語 (キリル文字) を含めてください。個別の公用語を持つロシアの地域では、その公用語でもタグ付けしてください。

例えば、アルタイ共和国 では、ロシア語に加えてアルタイ語も使用します。

name=Катунь + name:ru=Катунь + name:alt=Кадын

国際的なブランドの場合、ブランド保有者の希望により、オリジナルの名称を翻訳せずに使用できます。

name=KFC, name=Subway, name=Toyota といった名前は、ブランド保有者がオリジナルの名称を使用しているため、翻訳しないでください。
データの完全性のため、name:code=* キーにも同じ値を設定することをお忘れなく (name=value + name:code=value)。

国際企業がキリル文字の名称を使用している場合、以下のようにしてください。

name=Макдоналдс + name:ru=Макдоналдс + name:en=McDonald'sname=Папа Джонс + name:ru=Папа Джонс + name:en=Papa John's.

セルビア (Serbia)

セルビア語の表記にはキリル文字 (公式) とローマ字翻字 (一般的) の両方があり、命名規約は両方に対応する必要があります。現状の案は、キリル文字に name:sr=* タグを使い、ローマ字翻字は name:sr-Latn=* を当てます。地方語のタグは BCP 47 準拠です。

デフォルトの name=* タグには、独自の言語や文字を使用する少数民族が多数を占める地域を除いて、原則としてセルビア語(キリル文字)を記入してください (例: スボティカやプレシェヴォ)。その場合でもセルビア語のタグ name:sr=* は必須で、さらにデフォルトタグに指定した言語のタグを付けてください (例: name:hu=*name:sq=* など)。

スロバキア (Slovakia)

スロバキアには地方語話者の割合が多い、もしくは大部分を占める地域がいくつもあります (例:南スロバキアのハンガリー語圏)。それらの市町村には地方語の地名が広く使われ、少数言語が国にも公認されたところもあります。 その場合、タグ付けは現状で次のように扱います。

name=スロバキア語の公称
name:hu=ハンガリー語の公称

スロバキアで活動中のマッパーのコミュニティでは、name=* タグには言語タグを1件のみ使い、2言語は併記しないという見解です。 ご意見はスロバキアのフォーラムで打診してください。

スロベニア (Slovenia)

スロベニアの地名の2言語表記 (最下部の3件)。そのうちの1件目は3言語表記で、クロアチアの地名への案内板。

スロベニアには、少数言語の話者が大多数を占める地域が2箇所あり、次のとおりです。

これら2つの少数言語は憲法で公用語と認められており (対照的に、より新しいとは言いながら話者がもっと多い旧ユーゴスラビア少数言語は公用語として未承認) 前述の地域では併用し、そのうち特定の場所 (市町村や集落) と/または街路の公称もまた公用語で示しています。

前述の地方では、タグ付けは次のようになります。

  • name=スロベニア語の公称 / 少数言語の公称 (= 両言語の間は "/" 記号で区切り、その例は挿絵のとおり。)
  • name:sl=スロベニア語の公称

続けて少数言語の表記を付けます。

その他の言語の表記も個別のタグとして追記できるものの、メインの name=* タグにはできません

  • name:de=ドイツ語の名称
  • name:hr=クロアチア語の名称
  • name:it=イタリア語の名称 (あとえばスロベニア国内でイタリア語を少数言語として承認していない地域の場合)
  • name:jp=日本語の名称
  • ……その他、必要または存在する場合に応じて多言語化……

スペイン (Spain)

地域によって、スペイン語の他に3つの言語が使われています。カタルーニャ語 (Català=ca)、ガリシア語(Galego=ga)、バスク語変異のエウスケラ語(Euskera=eu)です。

カタルーニャ語はカタルーニャ州とバレンシア州の多くの地域(東北部とバレアレス諸島)で使われています。通常、公式な地名はカタルーニャ語で書かれ、時々スペイン語の名称を見ることもあります。例えば、公式な名称はリェイダ県(Lleida)ですが、伝統的にこの地方は Lérida と呼ばれており、また記されてもいます。

正しいタグ付けは以下のようになります。:

name=Lleida
name:es=Lérida
name:ca=Lleida

同様なことは北西端で使われるガリシア語や、バスク地方やナバーラ州で使われるエウスケラ語にもあります。ドノスティア=サン・セバスティアン(Donostia - San Sebastián)や、ビトリア=ガステイス(Vitoria - Gasteiz)のように地域の行政上の名称と昔から使われてきた名称を併記するなど、例外もいくつかあります。この場合の正しいタグ付は以下のとおりです。

name=Vitoria - Gasteiz
name:es=Vitoria
name:eu=Gasteiz

個々の地名について、正しい事情を調査してください。

スイス (Switzerland)

第4国語のロマンシュ語を含む、レト・ロマンス語群のISOコードは、ISO639-1では rm、ISO-639-2では rohです。現状、ISO639-1 と ISO639-2 の仕様は、ロマンシュ語の方言の差異を表現できません。そのため rm は、主に多かれ少なかれ公式な "Rumantsch Grischun" に利用されるべきです。ISOコードがロマンシュ語の方言ごとに決められていない問題についてはまだ解決されておらず、議論が必要です。

ドイツ語のスイス方言の名称 ('Schwiizertüütsch','Schwyzerdütsch') は、name=* タグに name:gsw=ドイツ語スイス方言名称 を追加してください。ドイツ語のスイス方言についての説明は、GISpunkt HSR Wiki を参照してください。

例: name=Zürichname:en=Zurichname:gsw=Züri を追加してください。コード gsw の尤もらしい意味は "German SWiss" です。[1] 及び [2] を参照してください。

de:Switzerland/Map Features#Mehrsprachige Benennung (name) を参照してください。

台湾 (Taiwan)

台湾の地名の翻訳

台湾は繁体字を利用しています。中国語の名称は漢字を利用するべきです。ローマ字の名称はname:en=通り名として付与されるべきです。

Taiwan#Translation (中文地址英譯) にはどのように名称を翻訳する本則が書いてあります。

Taiwan Post Office guide に従ってください。以下のルールになります。

名称 (中国語) 名称 (英語)
Road
西 West
East
Section
Street
Lane
Alley

弄の「Aly.」や巷の「Ln.」など、略しても暗号みたいだし文字数の節約効果もほぼないため、英語表記ではそれぞれ英単語を略さず全ての文字を記してください。

標準的なエントリは以下を含みます。

name=<中国語>
name:zh=<中国語>
name:en=<英語>

実際の例は以下になります。

name=南京東路三段256巷28弄
name:zh=南京東路三段256巷28弄
name:en=Alley 28, Lane 256, Section 3, Nanjing East Road

台湾のローマ字翻字

原則として翻字はしないこととし、例外を認めます。


台湾では複数のローマ字表記が利用されています。WikiProject_Taiwan/Taiwan_tagging#Romanization を参照してください。 name:en=*は、道路標識に示されている名称に利用されるべきです。

ローマ字翻字の標識以外の場合は、まだ議論が割れています。ときには別のローマ字化を使うのも便利で(例:道順地図や名刺)そのような場合にも住所を探せるようでなければ不適切です。

異なる英語表記にはローマ字翻字の代替の体系として alt_name:en=* が使えます。あるいは OSM では現状、廃止されているのですが、原則外のローマ字化コードを指定するキー name:zh-Latn-[code_for_different_romanization_methods]=* もあります(IANA言語サブタグ台帳に準拠した記述法のバリアント Type:variant entries in IANA language subtag registryも参照)。

(客家 hak-Latn あるいは閩台片 min-Latn さえ翻字の方法はあります。複雑さが少ない分、難しくないのはラッキーです。※=閩南語の地方語、泉漳語:せんしょうご。)

台湾で通用するその他の zh

name:zh-Hans=* は、簡体中国語の名称を表すのに使用できます。name:nan=*name:hak=* は、閩南語や客家語の名称を表現するのに使用できます。#China を参照してください。台湾諸語を表現するためのコードは、台湾諸語Taiwan_tagging#Naming scheme を参照してください。

地物には現状で name:zh_zhuyin=* を用いるものがあり、中国語(北京官話)の名称を注音符号 Zhuyin symbols で表しますが、注音符号に対応する ISO 15924 標準コード Bopo(Bopomofoの略)を当て、標準準拠コードは zh-Bopo です(未使用) 。

オーストロネシア語族と台湾

先住民が多いため言語がたくさんあり、台湾諸語と呼びます。地名が先住民語でどう呼ぶかわかる場合は、必ず name:LANG タグで記述し、LANG の部分にその言語の ISO 639-3 コードを入れます。表記は現行の先住民語ローマ字翻字の原則「原住民族語羅馬字」 Writing systems of Formosan languagesに準拠します。

台湾諸語の表記は、Formosan languages あるいは Taiwan_tagging#Naming scheme に示したコードを使います。(留意点はヤミ語 Yami language を台湾諸語から除外すること)。

タイ (Thailand)

タイでは、タイの文字で名称を記述します。多くの通りにRTGS翻字した英語名称を併記してあります。

name タグにはローカル(タイ語)の名称を記述します。その他の言語は、nameタグを言語コードで拡張して記述します。以下の特別なレンダリングによって、名称を2言語でも、言語コードの一部を指定し表示する言語を選択することもできます。http://thaimap.osm-tools.org/

name:en タグには通常、タイ文字をローマ字翻字(RTGS)して使います。タイ語を翻訳するか翻字するかは文脈ないしは現地の事情に依拠します。経験則に照らすなら、現地の人がその地物を外国人にどちらを用いて説明するか、あるいは英語版ウィキペディアの項目名を参照します。名称全体を翻字する一例として「วัดโพธิ์」は「Wat Pho」(ワットポー)であって「Pho Temple」(ポー寺)にはなりません。対照的に「ถนนสุขุมวิท」は「Sukhumvit Road」(道路標識も)であり、「Thanon Sukhumvit」ではありません。固有名詞は RTGS 翻字、道路を意味する単語は英語訳という組み合わせです。

例:

name=เชียงใหม่
name:en=Chiang Mai ローマ字翻字
name:th=เชียงใหม่ タイ文字

英語名とローマ字翻字が異なるときは、後者をname:th-Latn=* タグで示す選択肢があります。前述の道路名なら、name:th-Latn=Thanon Sukhumwit となります。

タイ国内の地域によっては、地方語も日常に使い、道路標識にも地方語の単語が用いてあります。 それらを OSM に記載するときは適切な言語コードを当ててください。

タイ北部 Northern Thailand の地方語 北タイ語Kam Muang (ᨣᩴᩤᨾᩮᩥᩬᨦ) は、ISO639-3 言語コードの「nod」が割り当ててあります(チェンマイ語ともいう)。

例:

name=เชียงราย
name:th=เชียงราย タイ文字
name:en=Chiang Rai ローマ字翻字
name:nod=ᨩᩭᨦᩁᩣᩭ 北タイ語文字

ジャウィ語 Bahasa Jawi (بهاس جاوي) が普及した4県では、タイ文字のほかローマ字翻字に加えてアラビア文字の翻字も見かけます。(訳注:ヤーウィー語(ภาษายาวี)ともいう。南部のマレーシア国境付近、パッターニー県を中心とするヤラー県・ナラーティワート県の深南部3県にマレー系住民がいるソンクラー県。)

例:

name=ปัตตานี
name:th=ปัตตานี タイ文字
name:en=Pattani ローマ字翻字
name:mfa-Latn=Patani ジャウィ語ローマ字翻字
name:mfa-Arab=ڤطاني  〃 アラビア文字翻字
name:mfa-Thai=ปัตตานี  〃 タイ文字翻字


チュニジア (Tunisia)

チュニジアの道路標識はアラビア語とフランス語で記述されています。タグは以下のようになります。

name=عربي アラビア語名
name:ar=عربي アラビア語名
name:fr=français フランス語版

ウクライナ (Ukraine)

ウクライナの公用語はひとつです (ウクライナ語)。しかしながら国内各地の歴史的背景により、地域によってポーランド語も通用します。またソビエト連邦時代が終わっても、文化現象としてロシア語が第2の公用語として存在し、地域によってはウクライナ語よりもあまねく普及しています (クリミア半島、ウクライナ東部)。その上、クリミア半島の人口に大きな割合を占める先住民族のクリミア系タタール人が使う言語があります。 これらの要素を考慮し、OSM ウクライナコミュニティでは多言語サポートを目に見える形で実現するため Relation:associatedStreet を採用してきました。一般的に次のスキームを適用します。

name とウェイ (街路) - ウクライナ語またはロシア語の使い分けは 現地踏査の本則 (英語版) を参照してください。これまで「既定の言語」をめぐり何度か聖戦がかわされました。このタグは同じ都市内では、現地で多数派の単一の言語のみ指定します (つまり道路標識など)。国としてのウクライナの「既定の言語」はウクライナ語であっても、良識を働かせなければいけません。一例としてクリミア半島にはソビエト連邦時代に設置した標識が多く、いまだにロシア語表記のままです。決断が難しい場合は、DWG 推奨により「現地踏査の本則」を保ちます。

name リレーション (associatedStreet) - 上記に同じ。

name:ukname:ru とリレーション (associatedStreet) - 多言語化のサポートとして。国際的な name:en (英語) のほかに使用地域が限定的な name:pl (ポーランド語)、name:crh (タタール語クリミア方言) などを添えることもできます。

留意点は、ウェイとしての街路はすべてリレーションに「street」を必須とし、特定の街路に関係のある家屋は住所の値を正しく処理するためにも、「house」を必須とします。

アラブ首長国連邦 (United Arab Emirates)

Signs (including street signs) in the UAE are written in Arabic and in English, tagging is:

name=شارع القاهرة for Arabic name

name:en=Cairo Street for the English name

The street signs in the locations noted below that have English names for numbered streets are displayed in a slightly different order from each other.

name=شارع 25 for Arabic names with street numbers

name:en=Street 25 for the English name in Abu Dhabi (numbered streets only)

name:en=25 Street for the English name in Dubai (numbered streets only)

name:en=25th Street for the English name in Al Ain (numbered streets only)

イギリス (United Kingdom)

コーンウォール

コーンウォールは、イギリスの州です。19世紀までは、コーンウォール語(Kernewek)が話されていました。コーンウォールには、自分たちの国を作るべきで、少なくとも独自のアイデンティティを保持するべきだと考えている人たちがいて、いくつかの道路標識には、伝統的な英語表記の標識の上に、コーンウォールの旗がスプレーペイントされています。

ケーリー (Kerrier) 地方の自治体には、コーンウォール語で記した道路標識もあります。英語名しか使われていなそうですが、これらのデータをOSMに載せるのが良さそうです。

ISO 639-1 のコードは kw です. そのためname=英語名, と (表示されていれば) name:kw=コーンウォール訳 としてください。

マン島

マン島 の道路標識の多くが、英語版とマン島語版の両方の名称を持っています。マン島語版の方には name:gv=* タグを使用してください。英語版の方には name:en=* を追加してください。 どちらの版の名称が主に使用されているかを name=* タグで表してください (通常は英語版です)。

北アイルランド

北アイルランド、特に西ベルファストの一部の道路標識は、英語とアイルランド語の両方が記載されており、ほとんどの地名にアイルランド語訳があります。英語名をname=*でタグ付けし、アイルランド語をname:ga=*でタグ付けしてください。アイルランド共和国では、ゲールタクト (アイルランド語圏)で name=* にアイルランド語を記載するルールが適用されますが、北アイルランドには、まだ正式なゲールタクトがありません。

道路標識には英語とアルスター・スコットランド語の両方が書かれたものがあります。アーズ半島のバリーウォルターやグレイアビーと言った村に例があります。スコットランド語のタグは name:sco=* です。

スコットランド

スコットランド高地のいくつかの標識は、英語とゲール語が併記されています。通常は地名(Mallaig, Fort William 等)のみですが、時々道路標識もそのようになっています。 Obanでの例 ゲール語の名称は name:gd=* を使い、英語の名称は name=*を使ってタグ付けします。ゲール語が公用語として利用されている地域では注意してください。例: サザーランドのDrochaid a' Chaolais Chumhaing

gdは、スコットランドゲール語の ISO 639-1 のコードです。これは(アイルランドやマン島の)ゲール語とは異なっており、このコードはスコットランドゲール語にのみ使ってください。スコットランドゲール語はカナダでも利用されています。

ゲール語の名称による OSMのレンダリングは、OSM Albaで参照できます。

スコットランド語の名称は name:sco=* を用いてタグ付けし、英語名は name=* でタグ付けしてください。 スコットランド語の名称は通常標識に記載されていません。スコットランド語の地名は、地元の知識がないと判断できないことがよくあります。

いくつかの土地(主に島)には、古ノルド語の地名があります。name:non=* を使用してください。(non は、古ノルド語のISO 639-2でのコードです)

Na h-Eileanan Siar (西部諸島)

西部諸島 (正式には Na h-Eileanan Siar) では、ゲール語が主言語です。ゲール語の名称を name=* を用いてタグ付けし、英語名は name:en=* でタグ付けしてください。ほとんどの道路標識には第一にゲール語の名称が記載されています。 自然な例として Steòrnabhagh (Stornoway) があります。

ウェールズ

ウェールズでは、地名や地形の名称がウェールズ語と英語とで異なることが多いですが、すべてではありません。

ウェールズ語と英語で名称が異なる例

name タグには、地域住民に広く使われている名称を記載してください。

これは、英語で使われている名称、またはウェールズ語で使われている名称のどちらかにしてください。両方であってはなりません。

name タグの名称が英語の場合、代替名称を表すのに name:cy を使用できます (cy は ウェールズ語を表す 2文字の ISO639-1 言語コードです)。

name タグの名称がウェールズ語の場合、代替名称を表すのに name:en を使用できます (en は 英語を表す 2文字の ISO639-1 言語コードです)。

例:

  • name: Welshpool
  • name:cy Y Trallwng


  • name: Biwmares
  • name:en Beaumaris

name:en と name:cy の両方を追加する必要はないはずですが、追加しても支障ありません。

ウェールズ語と英語で名称が同じ例

name タグに名称を設定してください。

It is not, in principle, necessary to add either a name:cy or a name:en (since there is only one name in both languages). 原則として、name:cy や name:en を追加する必要はありません (どちらの言語でも同じ名称だからです)。

しかし

ウェールズでの多言語タグ付けは、まだむらがあります。name タグと重複しますが name:cy を追加することにより、多言語タグ付けがまだ行われていないのか、それともウェールズ語と英語が同じ名称なのかを、他のマッパーに示すことができます。

例:

  • name: Ynysybwl
  • name:cy Ynysybwl


注: これは、Wikiのこの記事の版でも多くの議論の対象になっています。最新の議論は このスレッドを参照してください。それ以前の議論の詳細は、このスレッドtalk-gb のここ を参照してください。

アメリカ合衆国 (United States of America)

アラスカ

アラスカ先住民の言語:

名称 ISO コード 使用される場所
イヌピアット (イヌピアック) ik 北極圏 北極圏北西部
中央シベリアユピック語 ess セントローレンス島
(中央アラスカ) ユピック語 esu ノートン湾からアラスカ半島
アリュティーク語 ems コニアッグ, チャガック沿岸, コディアック
ウナンガン (アレウト語) ale アレウト族
デナッイア語 (タナイーナ) tfn アラスカ中南部
Deg Xinag (Ingalit) ing アラスカ内陸部
ホリカチュク語 hoi インノコ川
コユコン語 koy アラスカ内陸部
Dinak'i (上クスコクウィム語) kuu クスコクウィム川上流
グウィッチン (クッチン) gwi 北極圏 北東アラスカ
下タナナ語 taa アラスカ内陸部
上タナナ語 tau アラスカ内陸部
タナクロス後 tcb アラスカ内陸部
ハン語 haa アラスカ内陸部
アトナ語 aht コッパー川
Eyak eya コッパーリバーデルタ
トリンギット tli アレキサンダー諸島
ハイダ hai ハイダ・グワイ
ツィムシアン語 (海岸ツィムシアン方言) tsi ニューメトラカトラ, スキーナ側下流

アメリカ領サモア

英語のみを話す人口は 3% しかおらず、88.6% がサモア語を話すため、ほとんどの名称はサモア語です。 name:sm=*name:en=* の該当する方を使用してください。

サモア語 sm アメリカ領サモア

グアム

グアムではフィリピン語 (name:fil=*) の存在感が際立っていますが、依然として英語が大多数を占めています。チャモロ語も人口の約17%が話しています。地名の中には、これらの言語に由来する名称がが残っているものもあります。

チャモロ語 ch グアム, 北マリアナ諸島

北マリアナ諸島

アメリカ領サモアのように、英語話者は少数派です。CIA World Factbook によると、 人口の33%が  "フィリピン語" を話し、フィリピン語 (name:fil=*) が多数派である可能性が高いです。公用語はチャモロ語、カロリン語、英語です。一般的には USGS 地形図の名称を使用するか、可能なら表示されている名称を使用してください。

カロリン語 cal 北マリアナ諸島
チャモロ語 ch グアム, 北マリアナ諸島
タナパグ語 tpv 北マリアナ諸島

ハワイ

アメリカ合衆国のハワイ(Hawaiʻi)州は、英語とハワイ語 (name:haw=*) が公用語です。多くの地名は、先住民のハワイ人の名称のままのもので、それ以外にはいくつかパールハーバーのような有名な例があります。現在、多くの地名は公式には適切な ʻokina (声門閉鎖音)と、 kahakō (長音記号)によって綴られています。 直線のアポストロフィ ( ' ) や曲線の引用符 (   ) を使用しているように見える場合でも、ハワイ語由来の名前には ʻokina ( ʻ ) を使用してください。

プエルトリコ

プエルトリコで主に話されている言語はスペイン語 (name:es=*) です。

ウズベキスタン (Uzbekistan)

ウズベキスタンの公用語はウズベク語だけです。さらに、カラカルパクスタン共和国では、カラカルパク語が話されています。

歴史的に、ソビエト連邦の影響で、ほとんどの地名がロシア語でした。ウズベキスタンには、少数のロシア人、タタール人、クリギシアン人、トルクメン人、ドイツ人などが住んでいます。そのため、今までほぼすべての地名がロシア語でしたが、近年になってラテン文字でウズベク語の名前に置き換えられたり、他の言語の伝統的な名前が使われるようになりました。ロシア語は、特に大都市では今でも広く使われています。また、ウズベキスタンの企業の多くは、ウェブサイトやソーシャルメディアで住所をロシア語で表記しています。 そのため、現在のウズベキスタンでの名称の付け方は、デフォルトの名称をウズベク語 (ラテン文字) を用い、ロシア語名を name:ru=* で徹底して使用するとしています。カラカルパクスタンでは、デフォルトの名称はカラカルパク語で表記してください。

name=Toshkent ラテン文字で書かれた公用語のウズベク語名
name:kaa=Tashkent カラカルパク語名
name:ru=Ташкент ロシア語名
name:en=Tashkent メインの英語名
name:de=Taschkent ドイツ語名
alt_name:uz=Тoшкент キリル文字やその他のラテン文字で書かれた代替ウズベク語名
alt_name:en=Toshkent 代替英語名

ベトナム (Vietnam)

注: チュノム で書かれた名称には、すでに name:vi-hani=* とタグ付けされたものがあります。(BCP47 では文字下位タグの先頭を vi-Hani のように大文字にすることを推奨していますが、現在のOSMではそうなっていません)

境界線上の地物

ときには境界線に河川のように共有された地物を当ててあり、両岸で名称が異なる場合があります。たとえばライン川だと、ドイツとフランス国境をなしています。

常に関与する言語すべてで name:code=* を付与し、またバージョンが古い処理エンジンに対応するためには両岸の呼び名にそれぞれ name=* を与えますが、言語と言語を区切るのに、半角スラッシュ記号「/」の前後を半角アキで挟みます。また言語の順番はユニコードのABC順を採用し (少しでも中立になるように) します。

そこでライン川の場合は、フランス語とドイツ語を組み合わせて次の記述になります。
name=Le Rhin / Rhein
name:fr=Le Rhin
name:de=Rhein

注意事項としては、ごく珍しい例では3言語以上の地域にある地物が境界線をなしていて、その恒例は ドナウ川で対応する言語をぜんぶ name=* にまとめようとすると、長すぎて実用的ではありません。実は記述法としてまだ定着していないものの、ひとつの方法を紹介します。

  • name=* を使わず、関連する要素全ての相関関係を書きます。そのために使うのはname:code=* タグ。
  • 隣接する2地域単位で要素を分類します。 (普通は国家同士)
  • 次にペアにした2地域に対し、要素の部分の相関関係を書きます。地域間は name=* を使ってそれぞれの言語での名称を記述しますが、 name:code=* タグは使えません。

最後の例として、要素の限定的な部分のみ境界をなしている場合には、境界ではない部分の name=* 設定を先に済ませます。関連する地域ごとに名称を記述する点は、ほかのほとんどの地物の場合と同じです。